研究成果の概要 |
百日咳菌Bordetella pertussisの線毛(Fim)をコードする遺伝子fim2, fim3は、2成分制御系BvgASおよび各プロモーター領域のpoly(C)長により発現制御を受けている。本研究でPfim poly(C)構造は、生育培地の組成等に影響を受けず比較的安定であることが判明した。また、fim2遺伝子はBvg+環境下で発現が上昇するvirulence-activated genes (vag)であるが、fim3はPfim3 poly(C)長およびBvg+/-環境条件によりvagまたはvirulence-repressed genes (vrg)に変化することが明らかとなった。
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