研究課題
結核菌のエフェクタータンパク質であると考えられているRv3812/PE_PGRS62は、宿主細胞内でファゴソームとリソソームの融合を阻害すると考えられていた。本研究では、PE_PGRS62と宿主細胞内でオートファゴソームとリソソームの融合に抑制的に働くかどうか調べることを目的とした。PE_PGRS62が有している推定のトランスメンブレン領域(TM)が、実際に宿主細胞内で働いていることが分かった。TMを持たないPE_PGRS62△TMを発現した場合に巨大なベシクル内にGFP-PE_PGRS62△TMが発現しておりmCherry-LC3BやmCherry-CD63が共局在した。全長のPE_PGRS62が発現した宿主細胞内ではベシクルの淵にGFP-PE_PGRS62が発現しており、そのベシクルへのmCherry-LC3BやmCherry-CD63の共局在が抑制されていた。
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Tuberculosis
巻: 95(3) ページ: 246-250
10.1016/j.tube.2015.03.006
巻: 95(1) ページ: 37-39
10.1016/j.tube.2014.10.007