研究課題/領域番号 |
25860367
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
森 正彦 長崎大学, 熱帯医学研究所, 客員研究員 (50643988)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | HIV / HLA / Asia / KIR / (国際情報交換)Thailand / (国際研究者交流)UK |
研究実績の概要 |
【論文掲載】4月24日HIV感染タイ人予後に関する論文"HLA-B*35:05 is a protective allele with a unique structure among HIV-1 CRF01_AE-infected Thais, in whom the B*57 frequency is low."が国際雑誌AIDS(IF 6.557)に掲載された。 本研究により①HLA-B*57が人種・ウィルス株を超えHIV抑制に貢献する②HLA-B*35:05がCRF01_AE株感染タイ人のウィルス抑制に貢献する 以上が明らかとなった。 【学会発表・賞受賞】NK細胞受容体(KIR:Killer Immunoglobulin-like receptor)の研究が2月23日-26日、国際学会CROI: Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections(於:Seattle, US)にて演題2題:①Effect of KIR2D-mediated immunity on clinical outcome among CRF01_AE-infected Thais.(HLA-C1-KIR2DL3陽性者でのHIV感染後予後不良) ②HLA-KIR-associated sites in Gag and their effects on clinical outcome in Thailand.(HLA-Bw4-KIR3DL1関連Gagアミノ酸変異と予後改善) が採択され、いずれもYoung Investigator Awardsの受賞に到った。 【論文投稿】上記学会発表内容①につき雑誌AIDSへ投稿し、現在査読後の編集中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は英国・Oxford大学での研究打ち合わせ中心に、論文掲載・国際学会での演題採択並びに賞受賞・新たな論文投稿と成果が反映された為。
|
今後の研究の推進方策 |
①国際学会で演題採択となった内容につき論文掲載を目指す。 ②上記内容掲載の後、Review articleの作成・投稿をOxford大学と打ち合わせを行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
現在投稿中の論文への掲載料を見越していたものの、今年度中の掲載に到らなかった為。
|
次年度使用額の使用計画 |
①論文掲載料 ②統計解析ソフト更新費及び解析専用パソコン購入
|