研究成果の概要 |
インフルエンザ感染後において長期生存型抗体産生細胞は非常に長期に渡り高親和性の抗体を産生する。それらは限られた寿命(t1/2 ≒ 100 days)にも関わらず数十年に渡り骨髄で一定数維持される。そこには長期生存型抗体産生細胞を供給するメカニズムが必須である。我々はこの長期生存型抗体産生細胞が感染の際に形成されるCD273陽性記憶B細胞によって再補充されることを明らかにした。更に、このCD273陽性記憶B細胞が持つユニークな特徴を解析した結果、CCR6等のケモカインレセプター、またZBTB20, ZBTB32, Snyd2等の転写因子を特異的に発現している事を明らかにした。
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