本研究は放射線技術学教育に問題解決型学習(Problem based learning: PBL)を導入するため、まず評価指標を開発し、さらにPBLの実践を試み、評価を行った。評価指標には対象の概念を明らかにできるSemantic Differential(SeD)法を採用した。予備調査として臨床実習の前後に行った調査では、学生の概念が変化していることを確認できた。単純X線撮影実習に焦点を絞りPBLを導入実践した。PBLの実践により学生に臨床現場を実感させ、教科書には書かれていない考慮すべき点を発見させることができた。SeD法においてPBL実習後に自己効力感が向上することを発見した。
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