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2014 年度 実施状況報告書

臨床的、機能的、職業的寛解を目指した関節リウマチの治療アルゴリズムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 25860387
研究機関産業医科大学

研究代表者

名和田 雅夫  産業医科大学, 医学部, その他 (20389430)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード関節リウマチ / 臨床的寛解 / 構造的寛解 / 職業的寛解 / メトトレキサート / TNF阻害薬 / 寛解 / 休薬
研究実績の概要

研究計画・方法に示した基準に該当する症例を継続して蓄積している。同時に、TNF阻害薬を使用した症例における解析を実行に移している。研究の目的として、「健常人と同様の生産性を持ち、関節リウマチ治療での効率の良い迅速な1年での寛解到達・維持」としており、ロスの少ない速やかな寛解の到達・維持が、休職から復職あるいは就業制限の緩和・解除を短期間で可能にし、労働力の確保(最低限の損失)しいては生産性の向上に繋がると考える。
解析に関しては、まず10年間の使用実績期間をインパクトのある期間に層別解析(3群)を行ない、TNF阻害薬導入時の患者背景(年齢・性・罹病期間・疾患活動性・血液検査など)などの解析を行っている。次に、TNF阻害薬併用のMTXについても解析を行っており、MTXの最適の使用方法についても検討を行っている。また、TNF阻害薬の寛解後休薬についても着目しており、寛解後にTNF阻害薬を休薬する期間を可能とする意義は、TNF阻害薬は高価であり医療経済的負担の軽減もあるが、高額医療を払い続ける患者の精神的負担からの解放を意味し、労働意欲を高めると考える。寛解後休薬症例の解析を行っており、TNF阻害薬導入時・休薬時・休薬後1年時・休薬後2年時における因子(患者背景・血液検査値・疾患活動性・年間関節破壊進行度(modified total sharp score法による骨びらんスコア・関節裂隙狭小化スコア・総スコア)など)について解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究実績の概要で説明したように、種々の解析については順調に進展しているが、研究計画・方法に示した症例数の蓄積が遅れている点で「やや遅れている」とした。

今後の研究の推進方策

対象症例数を増やすことを課題としている。対象症例については、TNF阻害薬の使用を検討していく。同時に、関節リウマチのTNF阻害薬治療による寛解導入・維持・寛解後休薬が及ぼす労働生産性の向上などに関する解析も行っていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] バイオ製剤が本邦にもたら関節リウマチ(RA)治療の革命2014

    • 著者名/発表者名
      名和田雅夫
    • 学会等名
      日本リウマチ学会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)
    • 年月日
      2014-04-24 – 2014-04-26

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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