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2014 年度 実績報告書

アデノ随伴ウィルスベクターを用いた神経障害性痛に対する遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 25860423
研究機関神戸大学

研究代表者

小幡 典彦  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30509443)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード慢性痛 / アデノ随伴ウィルスベクター / 遺伝子治療
研究実績の概要

BDNF定量条件の検討:ラットC6細胞からmRNAを抽出し、BDNF Exon1およびCoding Sequence(CDS)のプライマーを用いてReal Time PCRを行い定量条件の検討を行った。CDS(BDNFの全てのTranscript variantsに共通の配列)に比べ、Exon1の発現量は非常に少なく(およそ1/100以下)、定量性に欠けるという結果となった。
ハウスキーピング遺伝子(Cyclophilin B(CPB))の定量条件の検討(Real Time PCR):定量は再現性あり、コントロールとして使用する予定としている。
siRNAの検討:siRNAポジティブおよびネガティブコントロールを購入し(Dharmacon社)、これらを用いたトランスフェクション条件の検討を行った。具体的にはsiRNA量、細胞数、トランスフェクション試薬量、無血清培地での洗浄、siRNA暴露時間などの条件を検討し、コントロールCPBに対するsiRNA効果を確認した(50%ノックダウン)。一方、Exon1に対するsiRNAターゲット配列はSIGMA社に設計を依頼し、3つのターゲット領域を得た。しかし、C6細胞から得られるExon1は低濃度であり、siRNAによるノックダウン効果を検討するには定量精度が低かった。そこでBDNF transcript variant Iをクローニングし、細胞へのトランスフェクションによるBDNF過発現細胞を作成することになった。
BDNFクローニング:ラット脳からmRNA抽出した後、BDNF transcript variant I (4252bp) のうち、Exon1とCDSを含む1410bpの遺伝子クローニングを試みた。プラスミドベクターpcDNA3.1(+)へ挿入するため、BDNF transcript variant Iの5’末端にBamHIサイト、CDS領域の3’末端にEcoRIサイトを接着したプライマーを設計し、目的とするBDNF transcript variant Iを得た。
今後はBDNF過発現細胞を作成し、siRNAの効果を確認した後、shRNAおよびアデノ随伴ウイルスベクターを用いたshRNA発現系を作成し、in vivoで検討を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 麻酔科学分野ホームページ

    • URL

      www.med.kobe-u.ac.jp/anes/

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公開日: 2016-06-01  

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