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2014 年度 実施状況報告書

ペリニューロナルネットが関与する顎顔面領域の神経障害性疼痛病態機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25860425
研究機関九州大学

研究代表者

関 善弘  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (30597274)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード口腔外科手術 / 神経障害性疼痛 / 三叉神経節 / 三叉神経
研究実績の概要

本年度では齧歯類咬筋側頭筋切除モデルを用いて、三叉神経節、および三叉神経について組織的な検討を経過時的に行った(手術後2週間、4週間、6週間、および8週間)。結果を以下に示す。1,三叉神経節神経細胞に細胞死は認められなかった。2,手術後8週で、三叉神経に変性変化が認められた。3,手術後8週間の全ての期間において、SMI34に対する免疫染色で陽性軸索が認められた。以上のことから、手術後2週間で軸索には既に変性変化が起きているが、肉眼的に観察できるのは手術後8週目からということがわかった。また、明らかな三叉神経神経細胞死は起こらないことがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

三叉神経節摘出と、経時的検索の確立の時間がかかったため。

今後の研究の推進方策

作製した、三叉神経節と三叉神経の凍結切片について、WFAを用いてペリニューロナルネットについて組織検索を行い、アグリカンなどの糖タンパク質に対して免疫染色を行ってゆく。

次年度使用額が生じた理由

実験手技の確立(口腔外科手術モデル動物の三叉神経節摘出)に時間がかかったため。

次年度使用額の使用計画

既に、摘出した三叉神経節と三叉神経については凍結切片化が進んでいる。免疫染色に使用するための各種糖タンパク質抗体を購入する予定である。

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公開日: 2016-06-01  

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