小児期の受動喫煙が、児の健康状態、将来の疾患発症にどのような影響をもたらすかを調べるとともに、そのメカニズムに酸化ストレスの関与があるかを探った。 幼児約600名、学童約2400名を対象に、家庭内受動喫煙に関する詳細な情報を含む生活習慣アンケートと早朝尿の採取を行った。対象の子供を妊娠中の受動喫煙の有無も調べた。学童の一部では、体格、血圧、空腹時血糖、中性脂肪、コレステロール値も測定した。 受動喫煙の指標として、質問紙による聞き取りと尿中コチニン値との関連性を調べた。質問紙による受動喫煙、尿中コチニン値と体格、血圧、尿中性ホルモン、イソプロスタン、NOxとの関連も調査した。
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