【目的】樹脂原料への感作状況、抗体とアレルギー疾患・サイトカインの関係を明らかにする目的で研究を行う。【方法】対象者は乳幼児202名(平均月齢19.7ヶ月)。質問票調査、樹脂特異的IgG抗体値の測定、サイトカインmRNA発現量を測定した。乳幼児の結果と比較するために成人104名の特異的IgG抗体値を測定した。【結果】アクリルアミド、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ホルムアルデヒド特異的IgGは成人より乳幼児が高い割合で検出された。またアクリルアミド特異的抗体は非喘息群より喘息群で高い割合で検出された。【結論】乳幼児において成人と比較し高いIgG抗体値を示す化学物質が認められた。
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