薬剤性有害事象(ADE)に関する多施設コホート研究をICU・NICU患者を対象に実施した。ICUでは100患者あたり21.6件、1000患者日あたり30.6件、NICUでは100患者あたり27.2件、1000患者日あたり10.9件のADEが発生していた。ICU入室後3日以内に死亡した38人を除外した場合、ICU死亡率はADEが発生した患者群は17%、ADEが発生しなかった患者群は7%であった(p=0.003)。ICU滞在日数はADEが発生した患者群で13日、ADEが発生しなかった患者群で2日であった(p<0.0001)。これらよりICUとNICUにおけるADEが重要であることを明らかにした。
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