研究課題
若手研究(B)
難治性の消化管蠕動障害である慢性偽性腸閉塞症(CIPO)において、CTや単純レントゲンなど従来の方法では、消化管蠕動低下の様子をダイレクトに描出することができなかった。今回我々は、臓器の運動を細かな時間的・空間的分解能で把握できるシネMRIを用いて、CIPO患者蠕動低下をダイレクトに描出することに成功した。本モダリティは、本疾患の新たな診断モダリティとして今後有用と考える。さらに本疾患にて結腸切除術を行った患者の手術標本を病理学的に解析し、本疾患の病態解明を試みた。
消化器内科学