研究課題
若手研究(B)
消化管運動知覚神経や筋肉に器質的異常を有する疾患群は、診断のために消化管壁全層組織を得る必要があり、開腹または腹腔鏡手術による組織採取が通常行われる。本研究は内視鏡・胃壁固定具補助下に生検針を用いた経皮的胃壁全層組織採取の安全性と診断有用性を検証した。安全性に関して、観察期間に本手技に関連した有害事象は認めなかった。診断有用性に関して、神経筋疾患の病理組織学的診断に適切で十分な生検標本を得る事が出来なかった。生検針の改良や生検針サイズ選択が今後の課題に挙がった。
消化管疾患