関与遺伝子の解析で、ARシグナルの上流に存在するLPA2と、その修飾因子のNHERF2を候補として抽出した。膵癌を用いた検討は当初の計画と逆の臨床結果が確認(AR発現群が予後良好)されたため、膵癌を用いた検討でなく大腸癌モデルでの検証を行った。 この大腸癌研究において、AR核移行を制御するNHERF2・LPA2それぞれの癌遺伝子、抗癌剤耐性因子としての役割を研究し、それらを学会発表・論文化して報告した。 膵癌臨床検体を用いたサブ解析として、バイオマーカーとして知られるp53とMDM2についてIHCでの評価とSNP解析をおこない、論文として報告した。
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