Cygb-/-マウスにCDAA投与後16週間までの観察では野生型に比較してCygb-/-マウスで炎症、線維化反応の増強が観察された。32週間まで観察を継続するとCygb-/-マウスでは肝臓が萎縮しており高度の線維化が生じ、同時に腫瘍形成が確認された。Cygb-/-マウスはCDAAモデルにおいても易発がん性を呈することが改めて確認された。Cygb-/-マウス肝ではラジカル反応が強く生じていることが示されCygbの存在が肝臓を生理的状況を維持するのに不可欠である事が示された。myeroperoxidase陽性の細胞は浸潤した好中球であることや肝臓内では抗酸化ストレス物質が減弱することが示された。
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