研究成果の概要 |
「均てん化された内視鏡診断」は、医療レベルの底上げをもたらすだけでなく、病理検査の減少による医療費抑制にも貢献するため、その実現が待望されている。申請者らはコンピュータ支援により客観的診断が実現するのではと考え、超拡大内視鏡を用いた自動診断システムを開発し、以下の成果を得た。1.in vivoでの核の解析に基づく、大腸ポリープの自動診断に成功。2.完全リアルタイムでの病理予測を実現。3.腫瘍/非腫瘍の鑑別能は89%を達成(Mori Y, Kudo S, et al.Gastrointest Endosc 2015) 。 実用化のためには更なる高精度化が必要であり、これが今後の研究課題である。
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