研究課題/領域番号 |
25860637
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
岡島 正明 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10463994)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 胸膜中皮腫 |
研究実績の概要 |
患者検体を用いた研究のため、当研究を新潟大学医歯学総合病院に臨床試験として申請をおこない承認を得た。同試験ではこれから治療する胸膜中皮腫、進行期肺癌、胸膜炎、心不全等の患者に加え、当科で過去に治療した胸膜中皮腫症例の血液保存検体も使用可能なプロトコールとした。当初の想定では胸膜中皮腫患者の新潟県内での年間死亡数が約20例であり、新潟県での新規胸膜中皮腫患者は平均生存期間を考慮し15例/年と計算。当研究への登録は10例程度と考えていたが、現在それを下回っており、参加施設の増加を検討している。 研究結果はまだ公表に至っていないが、登録症例や過去の保存検体を用いてfibulin-3やその他の胸膜中皮腫マーカーの測定を進めており、本年中の発表を目標に研究を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
胸膜中皮腫患者の入院が当初の想定以下であり、検体の集積が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
臨床試験参加施設の追加を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
症例集積の遅れにより実験にかかる物品費が予定より少なかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
症例集積の増加が見込めるため、繰越金は当年で使用する方針。
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