特発性肺線維症(IPF)患者87例、健常者303例のAGER遺伝子のtagSNPの検討ではrs2070600のminor alleleを有する人はIPFにおいて健常者と比較して有意に高率であった。rs2070600のminor alleleは健常者およびIPF患者の両方において血中soluble receptor for advanced glycation end products (sRAGE)低値と関連していた。IPF患者およびNSIP患者において健常者と比較して血中sRAGEは有意に低下しており、さらにIPF患者においてsRAGE低値は予後不良および急性増悪と有意に関連していた。
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