腎局在樹状細胞 (RDC) のCD11c+F4/80+PDCA1+という新たな表現型を同定した。さらにこのRDCは炎症メディエーターであるプロスタグランジンE2 (PGE2) の合成に関与する分子(Cox-2やmPGES-1)やその受容体を発現していることが明らかとなり、RDCがPGE2のAutocrine経路を介して自身の機能制御を行なっている可能性が示唆された。 腎臓でPGE2発現が上昇することが知られている一側尿細管結紮モデル(UUO)では、腎臓でのRDCは減少していたが、これらのRDCはMHC classIIやIL-12/23p40、IL-23p19の発現が顕著に上昇していた。
|