Parkinはユビキチンを標的タンパク質に付加するRING-In-between-RING型E3であり、PINK1と協調して不良ミトコンドリアの処理において重要な役割を果たしている。本研究では、ParkinはE2を介して不良タンパク質をユビキチン化するだけでなく、実はHECT型E3と同様に、Parkin自体がC431でユビキチンーチオエステル中間体を形成することが明らかとなった。更にParkinやPINK1に疾患由来変異を加えると中間体形成を認めないことから、中間体形成はパーキンソン病発症のメカニズムに関わっていることが示唆された。中間体形成はParkin S65のリン酸化にも依存的であった。
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