研究課題/領域番号 |
25860726
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
西岡 健弥 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40348933)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | パーキンソン病 / 遺伝子 / Gene chip |
研究実績の概要 |
遺伝性パーキンソン病(PD)原因遺伝子産物alpha-synucleinは孤発性PDやレビー小体型認知症の病理学的特徴であるレビー小体を構成し病態に深く関与するとされる。本研究ではalpha-synclein 遺伝子2倍体/3倍体変異により発症する家族性PD(PARK1)臨床像の多様性に着目し、同蛋白発現の制御機構をmodifier遺伝子に焦点を当て、網羅的手法を用いて候補modifier遺伝子を同定し、同遺伝子変異をPD2400症例にて検証する。さらに同modifier遺伝子産物機能発現をalpha-synucleinopathy剖検脳・培養細胞にて機能を確認・実証し、alpha-synuclein発現調節機構の全貌に迫る。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Affymetrix社のGene chip(Genome-wide hyman SNP array 6.0)によるSNCA duplication各家系の解析は終了した.その後,SNP HiTLink v1.5.1を用いてファイルを作成し,MERILINという連鎖解析ソフトを用いてLOD scoreを算出した.LOD 1.0以上の候補領域は1680程リストアップされ,そのデータをもとにUCHC genome browserのデータと比較することにより,高率に脳内発現している遺伝子を2つ絞り込んだ.現在それらの遺伝子についてdirect sequencingを行い,変異の有無の確認を行っている.
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今後の研究の推進方策 |
2つの候補領域内に発症している者,していない者の間に何らかの相違が出た場合には,modifier geneの可能性が高く,alpha-synuclienとの関連解析を予定する.具体的には細胞培養実験,モデル動物の作成等である.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究,解析途中につき,予算が若干余りました.
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次年度使用額の使用計画 |
今後は英文校正や追加実験で用いる消耗品等に使用予定です.
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