研究課題
1.GIP分泌細胞株の樹立と種々の栄養素に対するGIP分泌の評価:GIP分泌細胞株を樹立するために必要なトランスジェニック・マウスの作成に向けてコンストラクトを作成中であり、コンストラクトが完成次第、トランスジェニック・マウスの作成を及び解析を開始する予定である。なお、本研究実績作成時点においてGIP分泌を効果的に検討可能な細胞株は世界的に報告がない。2.GIP、GLP-1分泌における代謝シグナルの同定とその役割解明:GLUTag細胞、STC-1細胞では、ブドウ糖によるインクレチン分泌促進に必須とされるSGLT1の発現が著しく低下していることを見出し、ヒトSGLT1遺伝子を導入することで分泌が改善することを予備的に見出している。現在、SGLT1を恒常的に強制発現するSTC-1細胞株、GLUTag細胞株を樹立しつつあり、これら細胞株が樹立でき次第、ブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸による刺激下でどのような代謝シグナルが動くかをメタボローム解析やプロテオーム解析で検討する予定である。3.代謝シグナルに由来するGIP、GLP-1分泌を予測するマーカーの検索:昨年度に施行した食事負荷試験結果から栄養素の摂取順序がGIPやGLP-1分泌を大きく制御することを世界に先駆けて明確化できたため、現在、その結果を投稿準備中である。一方、同時に採取した血清に対して、今後、メタボローム解析を行い、GIPやGLP-1分泌を予測する代謝マーカーの同定を予定している。
2: おおむね順調に進展している
昨年度に採取したヒト検体の解析が終了し、論文投稿準備中である。一方で、GIP分泌を検討するツール作成については、細胞株で既存の報告が再現されないなどの問題点から遅れており、なお一層の注力が必要と考えている。
1.GIP分泌細胞株の樹立と種々の栄養素に対するGIP分泌の評価:GIP分泌細胞株を樹立するために必要なトランスジェニック・マウスの作成に必要なコンストラクトづくりに注力し、早期にトランスジェニック・マウスラインを確立する。2.GIP、GLP-1分泌における代謝シグナルの同定とその役割解明:SGLT1を恒常的に強制発現するSTC-1細胞株、GLUTag細胞株が確立でき次第、ブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸による刺激下でどのような代謝シグナルが動くかをメタボローム解析やプロテオーム解析で検討する。3.代謝シグナルに由来するGIP、GLP-1分泌を予測するマーカーの検索:昨年度に施行した食事負荷試験において採取した血清のメタボローム解析を行い、GIPやGLP-1分泌を予測する代謝マーカーの同定試みる。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (17件) (うち査読あり 17件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 5件)
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