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本研究は膵β細胞からの第２相インスリン分泌の分子機構を明らかにすることを目的とし、小胞局在タンパク質VAMP7とモータータンパク質MyosinVaの第２相インスリン分泌における役割について検討を行ったものである。MyosinVaを発現しない、もしくは発現量が著しく減少した自然発生変異体マウスおよびラットを用いた研究から、MyosinVaは第２相インスリン分泌の制御に関与しないことを見いだした。一方、膵β細胞特異的VAMP7遺伝子欠失マウスを用いた研究から、VAMP7はインスリン顆粒以外の小胞に局在し、間接的にインスリン分泌を制御することで第２相分泌を選択的に制御していることを明らかにした。
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