今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、平成25年度に実施することの出来なかった抗B2GPI抗体によるアポトーシス細胞への影響を検討する。抗B2GPI 抗体の結合domain はdomain I が重要であると報告されており、血中の抗B2GPI 抗体をdomain I の投与により補体への作用を抑制するものと予想される。これにより抗B2GPI 抗体の補体活性作用も打ち消されると考えられる。in vivo実験は、妊娠マウスおよびB2GPIを免疫したマウスを用いて、抗B2GPI 抗体およびB2GPI domain I, domain V, nicked B2GPI の投与による胎児の発育、およびマウスの胎盤血栓について各種マーカーを用いて解析を行い、抗血栓治療の新たな側面を検討する。
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