研究課題
若手研究(B)
骨量獲得や維持に重要なWntシグナル阻害因子のスクレロスチンの発現調節機構は明らかではない。我々は、ヒト皮膚線維芽細胞においてATF3, KLF4, PAX4, SP7の4因子がSOST発現とスクレロスチン分泌を誘導することを見出した。副甲状腺ホルモン添加によって誘導SOST発現と分泌スクレロスチン濃度は減少し、低酸素培養下やプロスタグランジンE2添加によって誘導SOST発現は増加した。このシステムがSOST発現調節機構の解明や代謝性骨疾患の創薬につながることが期待できる。
小児内分泌学