脂肪酸代謝異常症であるCPT2欠損症とVLCAD欠損症に対する新しい治療法として、ベザフィブレート(BEZ)やレスベラトロール(RVL)によりβ酸化障害が改善されることが明らかになってきた。これらの薬剤を同一の細胞に投与し、in vitro probe assayでβ酸化能を比較した。 CPT2欠損症、VLCAD欠損症はC16の上昇、すなわち長鎖脂肪酸代謝障害が有り、RVLの投与によって、C16が減少することを期待していた。しかし、過去の文献の血中濃度を参考に様々な濃度でRVLを投与したが、いずれにおいてもC16の更なる上昇、すなわたいβ酸化の悪化と考えられる結果になった。
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