研究実績の概要 |
壊死性リンパ節炎(HNL)患者末梢血単核球、病変リンパ節において、高発現する遺伝子(IFI44L,CXCL10,GBP1,EPSTI1,IFI27)を見出した。これらの遺伝子は全てインターフェロンにより誘導される遺伝子群であった。この5遺伝子の遺伝子発現量を組み合わせることで、統計的に壊死性リンパ節炎の特異的profileを見出し、84%の正確性で診断することが可能であった。 前年度確立した壊死性リンパ節炎で発現が上昇している5遺伝子の遺伝子発現量を用いて、新規患者に対し、有用性について前向きに検討を行った。本方法を用いることにより、従来生検し病理結果により診断していた壊死性リンパ節炎を、手術を行うことなく非侵襲的に診断することが可能であり、今後も有用な検査方法と考えられた。 本研究に関しては、2013年にJournal of clinical immunology誌(査読あり)に掲載された。
|