極低出生体重児の3歳までのBMIの変化が出生体重やSGAの有無、出生後早期の栄養管理の影響を受けること、自記式調査票による研究で乳児肥満の発症は母親のBMIや妊娠中における母親の20kg以上の体重増加などの周産期に関わる因子が影響することを明らかとした。また新生児期におけるPCSK9の意義や肥満児におけるTIMP-1、BDNF、ケモカインなどの液性因子の変動についても報告し、特に高度肥満やメタボリックシンドロームを呈する小児では低値となる血中BDNFは出生体重との関連性が高く、胎児成人病仮説と関連する重要な因子となる可能性を明らかとした。
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