今年度は、低酸素虚血による脳障害の重症度を病理組織学的に評価を行った。HE染色では、評価部位を細かくし、評価を行った。その結果、白質における浮腫が、脳障害の重症度を反映していることが晶かとなった。 そこで、免疫染色であるGFAPを用い、活性化アストロサイトを調べ、白質の浮腫の程度を、GFAP陽性アストロサイト数が反映するかどうかを検討した。全ての解析結果は出ていないが、GFAP陽性アストロサイトはHE染色の重症度をよく反映していることから、本研究における重症度評価の新たな指標になることが考えられた。
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