Neutrophil gelatinase-associated lipocalin(NGAL)などの炎症性蛋白と気管支肺異形成(BPD)との関連について解析した。在胎31週未満のBPD発症群16名と非発症群20名で比較検討したところ、早産児の出生時血中NGAL値はBPD発症の予測因子となる可能性が示唆された。また胸部CTで評価したBPD重症度と、周産期情報、出生後の炎症サイトカンとの関連についてBPD発症群73名で検討したところ、BPDの重症度には、SGAおよび日齢28までのCRP値や好中球数が関連している可能性が考えられた。
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