研究課題/領域番号 |
25860914
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
関口 和人 大分大学, 医学部, 助教 (40437926)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | オートファジー / 新生児 |
研究実績の概要 |
オートファジーは新生児において飢餓応答、細胞内浄化、発生分化等、ホメオスタシス維持に重要かつ多様な役割を担っていると考えられるが、その臨床意義についての知見は乏しい。 当院で出生した新生児の出生直後妻帯凍結標本を用いてオートファジー活性の指標とされるLC3をWestren blottingで検出し、βあく朕とのピクセル値で補正して半定量した。 当年度においては、新生児集中治療室において加療を要した児を対象としてLC3と新生児計測、血液ガス、生化学所見との比較検討を実施したが、LC3の発現量の再現性確認が不十分であるため、成果報告には至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Western blottingによるLC3発現の再現性が不安定であり、実験系の再検討を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
蛋白抽出方法の変更等を行うことで実験結果の精度向上を図る予定である。 Western Blotting以外の手技や、ほかのオートファジーマーカーの導入を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験結果の再現性確認のための実験系の再確立に時間を要したため、再実験用の費用を次年度に持ち越すことになった。
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次年度使用額の使用計画 |
蛋白抽出試薬、抗体等の消耗品購入および、実験成果発表準備に使用する予定である。
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