研究課題/領域番号 |
25860921
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
木下 正啓 久留米大学, 医学部, 助教 (10624455)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 経腸栄養 / 極低出生体重児 / 超音波検査 / 子宮外発育遅延 |
研究実績の概要 |
本研究は、超音波検査による腸管蠕動のスコアリングを行い、経管栄養確立までの日数との相関を確認し、相関が認められた場合に腸管蠕動スコアリングを取り入れた経管栄養方法を極低出生体重児に応用することを目的としている。 初年度は症例数のデータ集積に関しては達成できた。平成26年度はリニアプローベでの評価方法の確立と蠕動運動スコアリングの確立を目標としていたが、スコアリング表の確立には現時点で行っていない。このため、極低出生体重児に対するスコアリング表を取り入れた経管栄養への応用まで至っていない状況にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
データ集積に関しては概ね目標に達したと状況にあったが、スコアリング表の作成に難渋している。腸管のto and flowは良い相関を示すが、それ以外の指標に関しては、客観性が妥当でなく、腹部所見やミルク消化とそぐわない状況であり、スコアリングに確立ができていないため。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度に完成度の高いスコアリングを作成する予定であったが、十分な精度とはならなかったため、平成27年度もスコアリング作成を進めていく予定。可能であれば下半期よりスコアリングを用いた極低出生体重児の経管栄養を模索していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度からスコアリングを用いたデータ集積を行なう予定であったが、データ解析が中心となり、データ集積に使用する予定であったDVDやエコージェルなどの消耗品の購入が減少したため生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成26年度に行なう予定であった、スコアリングを用いたデータ集積と解析を行なう予定であり、消耗品の購入が予測される。現在要しているデータ解析システムで問題はないが、必要であればデータ解析のための機器の追加を検討する。また、研究の報告などに必要な学会関連費や雑誌投稿に関する費用、英文添削の費用などを予定している。
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