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2013 年度 実施状況報告書

眼皮膚白皮症4型の原因遺伝子SLC45A2の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 25860932
研究種目

若手研究(B)

研究機関山形大学

研究代表者

紺野 隆之  山形大学, 医学部, 助教 (00359564)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードSLC45A2タンパク / 変異導入 / 電子顕微鏡
研究概要

本研究の目的は、眼皮膚白皮症(OCA)4型の原因遺伝子であるSLC45A2遺伝子の機能解析で、本年度はOCA4モデルマウスであるunder white mouseからの培養メラノサイト(uw cell)とwild typeのメラノサイトを電子顕微鏡で観察することと、SLC45A2タンパクに対する抗体を作成することであった。uw cellおよび、uw cellにwild type、D157NとG188Vの変異を導入した細胞株を培養した。培養の過程で培地の問題か、なかなか細胞が発育しない時期があり培養が遅れていたが、ようやく適切な培地が見つかり、それぞれの細胞を増殖させることに成功した。その細胞を電子顕微鏡用の固定液で保存しており、今後観察を行っていく予定である。抗体作製については、外注で行うことを検討していたが、膜貫通型タンパクに対する抗体作製の費用が高く、その後、いくつかの市販されているSLC45A2タンパクに対する抗体があったため、それらの抗体を用いて今後の実験を進めることにした。そのために、培養した細胞からタンパクを抽出し、保存した。今後はこれらの検体を用いてウェスタンブロットにてタンパクの発現を確認するとともに、26年度の研究計画であるD157N変異、G188V変異を導入した細胞にて、タンパクの発現の違いや、他のメラニン色素合成にかかわる分子との相互作用などについて検討していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細胞培養の時の培地の問題で、培養が当初うまくいかなかったため。現在は順調に細部が発育している。

今後の研究の推進方策

25年度に行う予定であった電子顕微鏡による形態学的な観察を行うとともに、変異の導入によるタンパクの発現の変化や、メラニン合成にかかわるほかの因子との相互作用についても検討する。

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公開日: 2015-05-28  

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