研究成果の概要 |
マウスを用いた創傷後に毛包再生におけるTsukushiの局在・発現様式の観察を行った結果、創傷治癒の際に特異的に発現するマクロファージや筋繊維芽細胞、再生表皮、再生毛包に連続的に発現していることが明らかとなった。また、Real time PCRの結果TsukushiKOマウスにおいて、IL-6,STAT3, TGF-βなどの炎症シグナルに働く分子の発現上昇が見られた。さらにin vitroの繊維芽細胞を用いた培養実験において、通常TGB-β下で繊維芽細胞は筋繊維芽細胞へ分化することが知られているが、Tsukushiの添加はTGB-β下において繊維芽細胞が筋繊維芽細胞へ分化するのを抑制した。
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