研究課題
若手研究(B)
インターロイキン36γ(IL-36γ)のマウスホモログであるIl1f9を表皮特異的に発現するマウスを作出し、その表現型解析を行った。系統樹立できたマウス系列Il1f9tgでは、イミキモドで誘導される皮膚炎のスコアは野生型と比較して約20%程度高い傾向であった。しかし、SPF飼育条件下では、Il1f9tgは皮疹を自然発症することなく、IL-33を表皮特異的に発現するマウスと交配しても、乾癬様皮膚炎の発症はみられなかった。また、膿疱性乾癬患者11例を対象にIL-36RN遺伝子の塩基配列を解析した。解析した内で2症例において既知のIL-36RN遺伝子の変異を検出し、1例は最高齢での発症例であった。
皮膚科学