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2013 年度 実施状況報告書

アルツハイマー病の精神行動障害と脳画像および神経栄養因子の総合的解析

研究課題

研究課題/領域番号 25861015
研究種目

若手研究(B)

研究機関愛媛大学

研究代表者

森 崇明  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (50444766)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 精神行動障害 / FDG-PET / 脳由来神経栄養因子
研究概要

アルツハイマー病は、最も多い認知症であり、記憶障害や失行、失認などの中核症状以上に、幻覚妄想、うつ、徘徊などの精神・行動障害は、日常の臨床上極めて重要な症状である。今回の研究では、Positron Emission Tomography(PET)を用いた糖代謝測定及びMagnetic Resonance Imaging(MRI)による大脳皮質体積測定などの画像解析と血清中脳由来神経栄養因子(Brain-derived neurotrophic factor: BDNF)定量と組み合わせADのBPSDについて総合的に解析することにより、その発生機序や神経基盤を明らかにすることを目的としている。
平成25年度は、対象の収集および評価、検査期間としている。愛媛大学医学部附属病院精神科にてAD患者30名を募る。認知機能はMMSE、ADASにて評価し、BPSDについはNPIにて評価している。各患者に対し、頭部MRIとFDG-PETを施行し、頭部MRIは1.5Tで3D SPGR法にて施行した。また、各患者に採血を行い、血清中のBDNFを測定している。
当初の計画よりも登録患者数は少なくなってしまったため、平成26年度も引き続き症例を募る予定である。また、頭部MRI画像は、SPM8を用いてsegmentationした後、voxel-based morphometryを行い、FDG-PET画像は、Pertial volume effect correctionを行った後、SPM8を用いて、標準化した後、MRI、FDG-PETそれぞれについて、血清BDNF値、NPIの各項目の値についてSPM8でvoxel-by-voxelで相関解析を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

患者の登録数が少ないため。

今後の研究の推進方策

今後も患者の登録数を増やしていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

研究登録の患者数が少なかったため、次年度使用額が発生した。
平成26年度も更に継続して患者の登録を行う予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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