研究課題/領域番号 |
25861077
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
稲木 杏吏 金沢大学, 大学病院, 助教 (40645131)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 基礎的研究 |
研究概要 |
25年度における最初の検討課題として、成年相当ラットにおけるDHA の血中半減期の測定を行った。14C-DHAを使用した有効半減期から推定される生物学的半減期は120日以上と推定された。また、全身の生態分布を詳細に検討したところ、経静脈投与された14C-DHAはほぼ全量(95%以上)が肝に取り込まれ、脳への以降は極めて低いことが判明した。すなわち、当初考えていた14C-DHAを直接的に用いた脳イメージングは通常の食餌状態のラットにおいては脳内のカウントが極めて低く、非常に困難であると考えられた。これらの結果を加味し、現在、DHAを含む不飽和脂肪酸をカットした特別制限食を長期にわたって実験動物に投与し、体内の不飽和脂肪酸蓄積量を低下させたラットモデルを作成中であり、この実験モデルを用いてのイメージングの可能性について模索中である。 また、当初平成26年度中に当大学アイソトープ実験施設に導入予定であった動物用ポジトロン断層撮影装置、単光子断層撮影の納入及び整備は、アイソトープ施設の耐震補強工事等により大幅に遅延することとなっており、現在近隣の類似装置の導入施設(先端医学薬学研究センター)における研究の継続を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
概要に示した如く、当初考えられていた生体内薬物動態とは異なる動態でのイメージングを検討する必要が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
概要に示した如く、実験動物モデルの再検討を行っている。また、施設についても近隣施設においての継続研究のための手続きを遂行中である。
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次年度の研究費の使用計画 |
概要に示した如く、基礎的研究の推進に難渋しており、当初予定より実験計画が遅延しているため。 実験計画の進行に伴い、当初予定通りの使用となると考えられる。すなわち、食餌制限下における生体内イメージング用C-11標識DHA作成のための使用が中心となる。
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