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2013 年度 実施状況報告書

DNAマイクロアレイを用いた肝動脈化学塞栓療法後の網羅的発現遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 25861093
研究種目

若手研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

前田 登  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00506488)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードDNAマイクロアレイ / 動脈塞栓術 / 化学塞栓療法 / 薬剤溶出性塞栓物質 / 肝癌 / エピルビシン / 高吸収性ポリマー / リピオドール
研究概要

本年度は、家兎肝VX2腫瘍モデルを用い、油性造影剤リピオドールとアントラサイクリン系抗癌剤エピルビシンの懸濁液と多孔性ゼラチン粒(Gelpart)を使用した従来型Lip-TACEおよびエピルビシン溶出性高吸水性ポリマー(QuadraSphere)を使用したDEB-TACE後の発現遺伝子を、DNAマイクロアレイを用いて網羅的に解析するために、予備検討として塞栓物質と抗癌剤の設定量を探索した。
予備検討では、QuadraSphere3mgを超えて家兎肝に塞栓術を行うと、高確率で24時間以上生存しないという結果となった。
日常臨床ではQuadraSphere25mgに対してエピルビシン50mgを吸着させるので、この割合を考慮し、エピルビシン6mgを含有させたQuadraSphere3mgを、DEB-TACE群の投与量に設定した。
Lip-TACE群では、抗癌剤量を同量とし、エピルビシン6mg 、リピオドール0.6mL、Gelpart微量を設定量とした。
今後、この設定量で家兎肝VX2モデルにTACEを行い、DNAマイクロアレイを用いて網羅的に解析を進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

DNAマイクロアレイでの解析前の薬剤設定量に時間を要し、DNAマイクロアレイの解析まで、進むことが出来なった。

今後の研究の推進方策

DNAマイクロアレイでの検討も時間がかかる可能性があるが、計画に余裕があるので、現時点では最終的に実験を達成できると考えている。

次年度の研究費の使用計画

実験が遅れているため、今年度はDNAマイクロアレイの解析まで進むことが出来ず、その費用が次年度に繰り越されることとなった。
繰り越し費用は、今年度達成できなかったDNAマイクロアレイ解析費用と動物実験費用に主に費やされることになる。

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公開日: 2015-05-28  

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