研究課題
若手研究(B)
本研究は、従来型の肝動脈化学塞栓療法(Lip-TACE)と、薬剤溶出性球状塞栓物質を用いた肝動脈化学塞栓療法(DEB-TACE)を、家兎肝モデルでDNAマイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析を行い、比較検討することで、遺伝子レベルから両者間の差異を明らかにすることを目的とした。TACEの方法、術後日数で遺伝子の発現・変動に変化が見られ、TACEによる非癌部肝実質の機能障害の発現様式や腫瘍に対する局所制御メカニズムと関係している可能性があると考えられた。
医歯薬学