研究課題
若手研究(B)
ラット腫瘍モデルを用いて、腫瘍内低酸素領域をFMISO-PETを用いて同定し、O-15ガス定常吸入法による血流と酸素消費量の定量計測を行った。その結果、腫瘍内における低酸素領域では血流の有意な低下、血管の拡張を認めたが、酸素代謝は血流に対して維持されていることがわかった。すなわち、低酸素領域には酸素代謝の保たれた活動性の高い細胞が存在することが明らかになった。これにより、化学療法や放射線治療においては低酸素領域に効率的に血流を増やしていく必要性が示唆された。
核医学