本研究課題で開発したOEF画像の後処理法を用いて、健常者を対象とした覚醒下麻酔中データに適用し、OEF計測が可能であることを示した。引き続き研究課題として、ASLを用いたより正確なCBF測定法の開発が必要となるが、当初予定していた本学7T MRIによるASL撮像が不可能となり、共同研究先のマンチェスター大学の3T MRIを用いて、マルチバンド法とLook Locker readoutを用いたASL撮像法の開発を試みた。本技術が開発されれば、全脳領域におけるCBF測定が可能となる。しかし、本科研費研究期間内のみでは、全脳のCBF測定技術の開発までには至らず今後も研究開発を行う予定としている。
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