頸動脈内膜剥離術の術前の患者34名に、1.5T MRIを用いて頸動脈の3D-FSE T1WIと2D-SE T1WIを撮像し、胸鎖乳突筋に対するプラーク相対信号強度(CR)を算出した。病理所見をmodified AHA分類に準じて分類し、それぞれの画像でCR値を病理所見と比較した。 3D-FSE、2D-SE T1WIともに、type VII、VIIIのプラークは筋と等信号、type IV-Vは軽度高信号、type VIは高信号を呈した。特に3D-FSE T1WIにおいて、不安定プラーク(type IV-V、VI)を識別する際の感度・特異度はともに100%と良好であり、有望な手法と考えられた。
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