小線源治療の物理線量を生物学的等価線量に変換し直腸のgEUD(generalized Equivalent Uniform Doses)を計算した。その結果、gEUDが増加するほどGrade2直腸出血の頻度が高くなることがわかった。また多変量解析において、gEUDがGrade2直腸出血の有意なリスク因子であることが示された。 生物学的等価線量(gEUD)と直腸出血の有無の関係から、小線源治療と外照射を合算したNTCP(Normal Tissue Complication Probability)の計算方法とNTCP算出に必要なパラメータの値を提案した。
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