患者の位置確認に一般的に用いられるX線画像化装置Electronic Portal Imaging Device (EPID)を線量測定ツールとして活用し、治療中の患者体内の線量分布を簡便にリアルタイムで評価することを目的とした。模擬人体に治療用X線を照射し、X線が体内を透過してEPIDに到達し画像を構成するまでの全過程をモンテカルロシミュレーションで再現し、模擬人体内の線量分布を計算した。実測線量との比較検証の結果、誤差が3%以内と高い精度で線量を評価できた。 研究成果をEuropean Congress of Radiologyおよび日本医学物理学会学術大会等で発表した。
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