高磁場3テスラ MRIを用いて撮像した拡散テンソル像を解析し、若年肥満者群と正常対照群を比較検討し、中年の肥満者においてbody mass index(BMI)に関連して微細な変化が生じる大脳白質部位を初めて同定した。この結果は神経症状が全くない若年肥満者であっても、既に大脳白質にはネットワーク機能が低下している部位が存在することを示している。また高磁場3テスラ MRIを用いて撮像した拡散テンソル像を解析し、diffusional kurtosis imaging法を用いて、高血圧の中年男性では血管障害の顕在化前から微細な白質変化が生じていることを明らかにした。
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