本研究では、非対称収集された広角の離散的SPECT投影データに対して補間投影データ法と特殊な逐次近似画像再構成を組み合わせたハイブリッドSPECT画像再構成法の開発に取り込みつつ、汎用型二検出器型ガンマカメラ装置の感度を3年間調査した。数値ファントムおよび脳ファントムの結果から、180度分の投影方向数が8方向でも良好な画質を有し、一般的な臨床検査におけるSPECT撮像時間を1/4~1/8に短縮することのできる有効な手法であると示唆された。また、汎用型二検出器型ガンマカメラ装置の感度は3年間で約±3%以内の変動であった。
|