研究成果の概要 |
活性化プロテインC (APC)が脂肪肝でのIRIを抑制するかは明らかでない.脂肪肝と正常肝でのIRIにおいてAPCの効果を比較検討. [方法]通常食(ND)と高脂肪食(HD)を与えたマウスを,control群とAPC投与群とに分け,IRIモデルを作成し,比較.[成績]NDマウスではAPC投与は4hで肝障害や炎症細胞浸潤を減少させたが,HDマウスではAPCは24hで肝障害や炎症細胞浸潤を減少させた.NDマウスのみAPCは内皮傷害を抑制した. HDマウスのみAPC投与でAMPK活性が上昇した. In vitroではAPCを加えると肝細胞の生存率が高く,AMPK活性と細胞内ATPも増加していた.
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