研究課題/領域番号 |
25861162
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
石田 和茂 岩手医科大学, 医学部, 助教 (80583541)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | 新規バイオマーカー |
研究概要 |
初年度の研究活動において、多臓器転移性乳癌細胞株(MDA-MB231)と、MDA-MB231細胞株を親株として樹立された脳転移指向性細胞株(231BR)の2細胞株について、約2万のヒト遺伝子発現解析を行い、2細胞間の発現差が大きい上位18遺伝子(MDA-MB231高発現の9遺伝子、および231BR高発現の9遺伝子)が同定された。これらの中には、膀胱癌の新規腫瘍マーカー候補蛋白をコードする遺伝子などが含まれていたが、乳癌や脳転移との関連が報告されているものは無く、次年度の研究進展によって脳転移との関連を検証していく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
次に予定している臨床検体を用いたtranslational researchにおいて、症例の抽出ならびにパラフィンブロックの確保が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は臨床検体を用いて組織マイクロアレイを作成し、本年度研究で抽出された候補遺伝子と脳転移の相関を検討する。臨床業務内容の変動が研究活動とのエフォート配分に影響しやすいため、他業種スタッフとのコラボレーションも必要になると考える。
|
次年度の研究費の使用計画 |
初年度の予定研究の遅れによって、予定されていた物品の購入が遅延しているため。 初年度に購入予定されていた抗体等の研究試薬は、次年度の進展に伴い購入予定。
|