研究成果の概要 |
2009年9月から2012年11月に初回化学療法が開始された88人の進行再発切除不能大腸癌の患者の血漿検体を用いて半定量real time PCRを用いてcfDNA integrityを測定した。無増悪生存期間中央値は236日、全生存期間中央値は581日であった。cell-free DNA integrity低値群は高値群と比較し有意に無増悪生存期間の延長を認めた(254日 vs 184日, HR 1.93 (95% CI 1.06-;3.52), p=0.03)。血漿中cell-free DNA integrityは進行再発大腸癌に対する化学療法の予後予測因子となりうる事が示唆された。
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