胃癌において、TFF1発現がメチル化によって制御されており、さらには胃癌切除例においてTFF1低発現例(メチル化されている症例)は高発現例と比較して有意に深達度が深く、予後不良であることを明らかとした。(Int J Oncol 2013) 以上の内容は、「胃癌のバイオマーカーとしてのDNAメチル化の現状と今後の展望」についてのレビューにも記載した。(World J Gastroenterol 2014) さらに、大腸癌切除例において、TFF3高発現例は遠隔転移を有する頻度が高く予後不良であること、また根治切除を行っても早期に遠隔転移再発しやすいことを報告した。(Int J Oncol 2015)
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